園田青年会
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沖縄市と近隣の宿泊情報エイサーとは?
エイサ-は、沖縄本島・周辺島嶼の盆踊りである。沖縄は先祖崇拝の強いところで、 とくに盆行事は盛大に行う。旧暦の7月7日が盆入りで、墓の掃除のあと、13日がウンケーといい、 仏壇(トートーメー)にサトウキビや果物、クワァッチー(御馳走)を 供え、祖霊を迎える。 14日はナカヌヒー(中日)、15日が精霊送りを行う ウークイの日である。そのウークイの日の夜、 仏壇の供物を下げて家族・親戚一同で祖霊を送る。エイサーは各戸でウークイを済ませた頃、それぞれの部落の男女の若者が 神アシャギの庭に集まり、 三味線に合わせて歌い、囃し、太鼓を打ち鳴らし 円陣・縦隊・横隊などの隊形をとりながら舞踊を奉納し、 そのあと、各戸を巡回し家の前や庭先で踊りを披露する。
もともとエイサーは在来のエサオモロという集団舞踊に念仏踊りが加わったものといわれ 単なる娯楽としてではなく、各部落の重大な宗教行事である盆に欠かせない魂祭として演じられた。 はやし言葉の『エイサ』からその呼称がきていると言われているが、定かでは無い。
かつてのエイサーの衣装は、男の場合芭蕉衣に帯と鉢巻き、女は芭蕉衣や紺地に白の鉢巻きを着け、裸足で踊っていたが、 現在の木綿の白い長袖シャツに白股引き、脚絆など華美な服装は園田青年会が最初に取り入れたのが始まりである。また、一般に男女混成の踊りであるが、大宜味(おおぎみ)村や国頭(くにがみ)村では女だけのエイサ-が伝統的に 行われ、中部の嘉手納(かでな)の旧部落千原(せんばる)では男だけのエイサ-が伝承されている。
沖縄の風物詩ともいえる「エイサ-」は、古い伝統に新しい要素が加わり年々盛んになっており、 全島エイサ-祭りが毎年旧盆明けの日曜日を利用して催されている。